お知らせ

臨時休診のお知らせ(5月)

new

2023.04.01

都合により5月6日(土曜日)の外来は休診といたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、あしからずご了承ください。

外来受診・立会い出産・面会などに関する取り決めのまとめ(2023年4月1日~5月7日)

new

2023.03.31

新型コロナウィルス感染対策としての2023年4月1日~5月7日の当院における取り決めは以下の通りとなります。
(出産立会い・面会できる人数と、面会時間が変更になりました。)
5月8日以降の取り決めに関しては4月下旬までに決定してお知らせいたします。

【1】外来
・夫・パートナーなどの院内付き添い・・・不可
・上のお子様の同伴・・・原則不可(1歳未満のお子様は連れてきてもよい)
 ※受診される方が未成年の場合は親御さんの付き添い可能です。

【2】入院
・分娩立会い・・・大人2名まで(ご家族のみ)+上のお子様(人数制限なし))
・入院時~陣痛中のパートナー付き添い…不可
・ご家族の病室宿泊…不可

【3】面会
・面会人数・・・大人2名まで(ご家族のみ)+上のお子様(人数制限なし)
・面会時間・・・14時~17時まで(時間厳守) 
・面会回数・・・回数制限なし

立ち会い出産の手順について (2023年4月1日~変更)

new

2023.03.31

【立ち会いできる方】

ご家族のみ(大人2名まで+上のお子様[人数制限なし])

【立ち会い出産の手順】

①ご本人が陣痛でご入院される際:付き添いのご家族の方は一旦ご帰宅頂いて待機していただきます。(陣痛経過中は病室で一緒に過ごすことはできません。)

②出産が近づきましたら立会いされる方にお電話しますので、医院においでください。

・外来診療中の場合:1階の受付に立会いにいらした旨をお声掛けください。

・時間外の場合:医院入口のインターフォンを鳴らしてください。

※時々間違えて「管理棟」のインターフォンを鳴らされる方がいらっしゃるため、立会いされる方に「診療棟」の場所を伝えておいてください。

③医院入口で検温と手指の消毒をおこない、スリッパに履き替えて2階の分娩室までおいでください。(院内ではマスクをご着用ください。)

※出産の方が複数重なっている場合もありますので、部屋をお間違えにならないようにご注意ください。 (「分娩室」の奥の「手術室」で出産される場合もあります。)

④出産後は約2時間まで分娩室で面会可能です。

【注意点】

①熱がある場合や風邪症状がある場合は出産の立会いはできません。

(特に上のお子様は来院前に必ず体温を測り、無理な立会いは絶対におやめください。)

②飲酒をされている方は立会いできません。予定日が近づきましたら飲酒をともなう会合への参加はお控えください。

入院患者さんへの面会について (2023年4月1日~変更)

new

2023.03.31

【面会できる方】

ご家族のみ(大人2名まで+上のお子様[人数制限なし])

【面会時間】  

①病室での面会:14時00分~17時00分まで(退室時間を厳守してください。)

 (※授乳の指導などがあるためなるべく1時間程度にしてください。)

②分娩後の面会:出産から2時間後まで(分娩室内)

【面会できる回数】

回数制限はありません。

【注意点】

①熱がある場合や風邪症状がある場合は面会にいらっしゃることはお控えください。

(特に上のお子様は来院前に必ず体温を測り、無理な面会はおやめください。)

②医院入口で検温と手指の消毒をおこなってください。

③院内ではマスクをご着用ください(2歳未満のお子様は不要)。

発熱・かぜ症状がある妊婦さんへのお知らせ(2023年4月1日変更)

new

2023.03.31

当院に通院中の妊婦の方で、①発熱や②咳・痰・のどの痛みなどの症状があり体調不良の場合は、まずご自分で市販の新型コロナ抗原検査キットを用いて検査をおこなってみてください。(あらかじめ購入しておくことをお勧めします。)

(1)コロナ抗原検査の結果が陽性の場合、お近くの内科・呼吸器科などに電話で問い合わせてから受診してください。

(2)コロナ抗原検査の結果が陰性の場合もインフルエンザやその他の呼吸器感染症の可能性がありますので、お近くの内科・呼吸器科などに電話でお問い合わせいただき、必要なら受診してください。

・当院の妊婦健診にいらっしゃるのは発症から1週間以上経ってからにしてください。(症状が続いている場合は当院にご連絡ください。)

・予定日が近い場合は個別に対応しますのでお電話をください。

ご不便をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2023年4月以降の妊婦健康診査の料金と東京都からの補助額の改定について

new

2023.03.27

誠に勝手ながら、2023年4月より当院の妊婦健診の料金を以下のように改定させていただきます。

 (旧料金)6,270円 ➡ (改定後)6,290円
また、4月から妊婦健診における東京都からの補助額が以下のように変更になります。

・1回目健診(青い受診票)・・・10,880円(旧補助額;10,850円)
・2回目以降健診(黄色い受診票)・・・5,090円(旧補助額;5,070円)

従いまして、通常の妊婦健診時の実費料金はこれまで通り1,200円で変わりありません。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

金曜日の外来担当医交代のお知らせ

new

2023.03.27

2023年4月より、金曜日の外来担当医が「増子杏先生」に交代となります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

9価HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の新規採用について

new

2023.03.27

子宮頸がんの主原因となる“ヒトパピローマウイルス”(HPV)の感染を予防する「HPVワクチン」について、日本ではこれまで2価と4価のワクチン(予防できるウィルスのタイプが2種類/4種類のもの)のみ定期接種(公費負担接種:対象年齢;12歳~16歳の女子)の対象とされていましたが、2023年4月より9価のワクチン(予防できるウィルスのタイプが9種類のもの)も定期接種の対象となることが決まりました(キャッチアップ接種を含む)。
これにともない、4月から当院でも9価ワクチンの公費接種も開始することといたしましたので、接種をご希望される方はお電話にてご予約をお願いします。

※これまで4価ワクチンを1回または2回定期接種された方でも、次の接種から9価ワクチンに切り替えることもできます。

※定期接種の対象外の年齢の方でも、接種の適応がある方(予防効果が見込まれる方)は任意で接種可能です。(自費での接種料金は1回あたり30,000円となります。)

※HPVワクチンについての詳細は下記のサイトもご参照ください。

◆HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_qa.html

◆HPVワクチンの定期予防接種について(東京都福祉保健局)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/hpv.html

立会い出産、面会に関する4月からの変更点について

new

2023.03.27

 立会い出産と面会に関する取り決めについて、4月1日より以下のように変更いたします。
(1)立会い出産できる人数…大人2名まで可(ご家族のみ)+上のお子様
(2)面会できる人数…大人2名まで可(ご家族のみ)+上のお子様
(3)面会時間…午後2時~午後5時まで
これに伴い、「ご主人さん+実母さん」などのお二方での立会いや面会も可能となります。
立会いのタイミングなどはこれまで通りです。宜しくお願い申し上げます。

出産育児一時金の増額について(令和5年4月1日以降)

2023.03.23

今年4月1日に出産された方より、健康保険から給付される「出産育児一時金」が50万円に増額となります。
当院の分娩費用の改定はありませんので、正常分娩で標準的な入院日数の場合の分娩費用は以下のようになります。

≪初産婦≫入院分娩費:約56万円/出産一時金:50万円/実質負担額:約6万円
≪経産婦≫入院分娩費:約53万円/出産一時金:50万円/実質負担額:約3万円

※なお、入院日数が長くなった場合や分娩時に追加の手技が必要になった場合などは追加の費用が発生しますので、実際の費用は60万円を超える場合もあります。その場合は実質負担額が10万円を超える旨ご承知おきください。

産後ヨーガの再開について

2023.03.05

新型コロナウィルスの流行のため2020年より「産後ヨーガ」の開催を中止しておりましたが、2023年4月より再開させていただくことになりました。
対象は当院でご出産された産後2か月~8か月のお母さんです。
日程が決まりましたら院内掲示板・当facebookページ・医院サイトの「マタニティクラス」のページにてお知らせいたしますので、参加ご希望の方は医院サイトの方からご予約ください。
(なお、「ベビーマッサージ」はおこないませんのでお子様はご家族などにお預けいただき、ご本人のみでご参加ください。)

※「赤ちゃん会」の再開時期は未定ですので、今しばらくお待ちください。

院内でのマスク着用について(令和5年3月13日~5月7日)

2023.03.05

・3月13日から国のルールが変わり屋外・屋内を問わずマスクの着脱は個人の判断が優先されることになりますが、国のガイドラインではその後も「医療機関の受診時にはマスクの着用を推奨する」とされているため、当面(5月7日まで)は外来受診時にはこれまで通りなるべくマスクを着用していただくことといたします(強制ではありません)。

・5月8日以降の方針に関しては、新型コロナウィルスの感染状況や他の医療機関の動向・社会情勢などを鑑みて4月下旬にあらためてお知らせいたします。

(↓国・都の方針については下記のサイトをご参照ください。)

◆東京都福祉保健局のサイト(マスクの着用について)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/link/kihon/mask.html

◆厚生労働省のサイト(マスクの着用について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

新型コロナウィルス感染後の外来受診可能日について(3月1日~)

2023.03.01

当院ではこれまで、新型コロナウィルスに感染した場合や検査で陽性になった場合の外来(健診)受診可能日について、感染後10日間程度は他者への感染のリスクが残存することから、『発症/検査陽性から14日間は外来を受診せず自宅待機』という決まりにしておりましたが、3月1日より厚生労働省による自宅療養期間の基準に合わせて『有症状の場合は発症日から7日間経過したら8日目から外来受診可能(※症状軽快後24時間経過後)』・『無症状の場合は検体採取日から数えて8日目から外来受診可能』というルールに変更いたします。
(予定日が近い方、至急の診察を要する症状がある方は個別に電話でご相談ください。)
引き続きご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

インフルエンザ感染後の外来(健診)受診可能日について

2023.03.01

インフルエンザやその他の呼吸器感染症についてはいわゆる「自宅療養期間」は定められていませんが、新型コロナと同様に発症から1週間程度は他者への感染のリスクがあるため、外来(健診)受診に関しては発症から1週間程度は控えるようにしてください。
(予定日が近い方、至急の診察を要する症状がある方は個別に電話でご相談ください。)
ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

入院・分娩費用の一部(材料費) 価格改定のお知らせ

2022.11.01

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今般の社会情勢にともなうエネルギー価格の高騰や、為替の変動に伴う各種製品の原価上昇などにともない、当院で仕入れている医療用資材や食材などの材料価格も上昇が続いております。

当院ではこれまで入院患者さんに御負担いただく材料費などについては価格を据え置いて努力を続けてまいりましたが、その範疇を超えるものとなっております。

つきましては、大変不本意ながら、分娩される入院患者さんへのサービスの質・ご提供する食事の質を落とさずにお過ごしいただくため、お支払いいただく入院・分娩費用のうち、「材料費」について下記のごとく価格改定をさせていただくこととなりました。

1.価格改定日

令和4年12月1日

2.改定価格(材料費)

       (改定前)   (改定後)

正常分娩 : 26,000円  → 30,000円

帝王切開 : 36,000円  → 40,000円

今後も皆様にご満足いただける入院生活をお送りいただけるよう努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年11月1日

院長

「マイナ保険証」の利用開始のお知らせ(令和4年11月1日~)

2022.11.01

11月1日より、当院でも「マイナンバーカード」の健康保険証としての利用(いわゆる「マイナ保険証」)が可能になりました。(※利用できるのは、事前にマイナンバーカードの健康保険証としての利用登録がお済みの方です。)

「マイナ保険証」の利用をご希望の方は、受付の際にその旨をお伝えください。

(注)導入当初は機器トラブルなども予想されるため、念のため通常の健康保険証もお持ちください。

新型コロナウィルスに関する杉並区受診・相談センター、東京都発熱相談センターのお知らせ

2022.08.03

新型コロナウィルスの流行が拡大しております。現在のオミクロン株(BA.5)は感染力は強いですが重症化率は低いので妊婦さんでも必要以上に恐れる必要はありませんが、発熱した時や症状があるときの相談窓口について杉並区のWEBサイトを転載いたしますので、以下を参考にしてください。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0201/1057542.html

日本における新型コロナウィルス感染妊婦の解析について(2020年1月~2022年5月)

2022.06.14

先日、日本産科婦人科学会から我が国における新型コロナウィルスに感染された妊婦さん(967人/2022年5月まで)の統計解析の結果が公表されました。
https://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?content_id=1221

 主なポイントをまとめると以下のようになります。
(1)重症度の割合は、軽症;73%、中等症I;13%、中等症II;12%、重症;1.3%であった。
(2)中等症II・重症では、診断後に切迫早産と早産が増加した。
(3)新生児感染は2人(0.5%)であった
(4)年齢31歳以上、妊娠前BMI25以上、妊娠21週以降の感染、呼吸器疾患など併存疾患は重症化リスクであった。
(5)ワクチン接種歴が明らかな感染妊婦661人のうち、86%が未接種であった。
(6)中等症II・重症81人の100%が、中等症 Iの95%が未接種であったことから、ワクチン接種が重症化を抑制した可能性がある。

上記のように軽症の方が7割以上ではあるものの、中等症~重症の方が2割以上見られ、早産も増加したという結果です。特に、(5)(6)に示されたように感染妊婦さんの86%がワクチン未接種であったこと、中等症以上の方の95%以上がワクチン未接種であったことはワクチンの効果をはっきりと示しています。

 (以下は院長の私見です。)
上記のデータはワクチンや治療薬がまだ開発されていない時期の感染者や、重症化率が比較的高かった「デルタ株」による感染者が含まれています。それに対しここ最近は重症化率が低い「オミクロン株」が流行の主流であるため、一概に上記の結果が現在の変異株にも当てはまるとは言えません。しかしながら、ここ最近感染状況が改善してきたとはいえまだまだ保育園や学校などでもクラスターが発生している状況であり、特にまだ1回もワクチンを接種されていない妊婦さんは早めの2回接種を、3回目接種がまだの方は早めの3回目接種をされることをおすすめいたします。
(なお、4回目接種に関しては対象者が60歳以上の方と基礎疾患を有する方となっているため現在妊婦さんは接種対象者にはなっておりませんが、自治体によっては妊婦さんを対象にしている自治体もあるようですので、そのような場合は接種しておいてよいと思われます。)

 院長

新型コロナウィルスの検査や自宅隔離期間の対応についてのQ&A

2022.02.01

当院でも、ご本人やご家族が新型コロナウィルス検査陽性になる方が非常に増えてきております。よくいただくお電話の内容についてQ&A形式でまとめましたのでご参照ください。

Q.「発熱・のどの痛みなどの症状があるがどうしたらよいでしょうか?」
➡A.保健所に連絡するか、検査を行っている内科を受診して検査を受けてください。

Q.「症状があり保健所に連絡したら『妊婦なのでPCR検査を受けてよいかどうか産婦人科のかかりつけ医に連絡してください』と言われましたが、検査を受けてよいのでしょうか?」
➡A.ぜひ検査を受けてください。結果が出ましたら、(診療時間内に)再度ご連絡ください。

Q.「子供が熱などの症状があって内科を受診しましたが、新型コロナの検査をやってもらえませんでした。自分は検査を受けた方が良いのでしょうか?」
➡A.妊婦はまれに重症化することもあるので、できれば検査を受けてください。結果が出ましたら、(診療時間内に)再度ご連絡ください。

Q.「家族が新型コロナの検査で陽性でした。本人は濃厚接触者になりますが、検査は陰性で症状もありません。どのようにすればよいでしょうか?」
➡A.ご本人は検査が陽性になったご家族と隔離して生活していただくのがベストです。隔離が可能な場合は、最終接触日が隔離期間の開始日となります。小さいお子さんなどで隔離が難しい場合は、陽性になったご家族の隔離期間が終了する日が最終接触日となり、そこからがご本人の隔離期間の開始日になります。いずれにしても、隔離期間が終了する頃にまた連絡ご連絡ください。その際に次回診察日などをお伝えいたします。(※予定日が近い方は個別対応となります。)

Q.「新型コロナの検査をしたら陽性でした。どのようにすればよいでしょうか?」
➡A.まず当院にお電話をいただき、発症日・診断日・症状の有無についてお知らせください。また、保健所もしくは検査機関の先生から指示された隔離期間がいつまでかをお知らせください。次回の当院健診日については、隔離期間が終わるころにまたお電話をいただき、その際に医師が判断します。(※妊娠36週以降の方については、陣痛が来たり破水したら新型コロナ対応の病院に転院になる可能性があり出産が帝王切開になる可能性があるため、個別に対応いたします。)

インフルエンザの予防接種と新型コロナウィルスの予防接種について

2021.11.24

(1)妊娠中のいつの時期でもインフルエンザウィルスの予防接種は可能です。日本で使用されているインフルエンザワクチンには防腐剤が含有されているものとされていないものがありますが、防腐剤が含有されているものでも濃度はごく微量であり胎児への影響は無いため、いずれも妊娠中に接種可能です。
(2)新型コロナウィルスワクチンの予防接種を受けた場合は、インフルエンザワクチンの接種は2週間あけてからにする必要があります。(逆の場合も同様です。)
(3)現在日本では新型コロナウィルスの流行は落ち着いていますが、ヨーロッパなどではまた感染拡大が起きており、日本でも国外からの移入や日常生活の復元などの理由によりまた流行が拡大する可能性もあります。当院に通院中の妊婦さんでまだ新型コロナワクチンを接種されていない方は、早めに接種されることをおすすめいたします。(現在はかなり接種の予約も取りやすくなっているようです。)

妊娠中・授乳中の新型コロナウィルスワクチン接種について

2021.06.19

【妊娠中】

妊娠中でも新型コロナウィルスのワクチン接種は可能です。
日本で接種が行われているワクチンはいずれもmRNAワクチンと呼ばれるタイプのワクチンで、接種により新型コロナウイルスに感染することはありません。
米国での調査では、発熱や倦怠感などの副反応の頻度は妊娠していない女性と同程度でした。また、流産や死産、早産などの頻度は一般的な妊婦さんと比べて上昇しないことが報告されました。現時点で新型コロナウイルスワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告はありません。
(※厚生労働省のサイトには「妊娠 12 週までは、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱を招く恐れがあるためワクチン接種を避ける」と記載されていますが、これはその通り「万が一何かあった場合に因果関係がわからないから」というだけで、妊娠初期に接種をしない方がよいというわけではありません。)
※日本産婦人科学会から「妊婦は産婦⼈科施設でワクチンを接種する事が望ましく、なるべく接種前後に超⾳波やドップラー検査などで胎児⼼拍を確認する」と提言が出されましたが、この提言は根拠が薄弱で実現性に乏しいため多くの産婦人科医から批判されています。接種の前後で胎児の心拍を確認する必要はありません。
※接種後に発熱や疼痛などの副反応があった場合は、「アセトアミノフェン系」の解熱鎮痛薬(カロナール、タイレノールなど)は使用可能です。

【授乳中】

授乳中の方も、新型コロナワクチンのワクチンを接種することができます。実際にワクチン接種後の母乳移行について調べた研究では、ワクチン成分そのものは母乳に検出されませんでした。また、万が一多少のワクチン成分を含んだ母乳を赤ちゃんが飲んだとしても、赤ちゃんに悪影響が及ぶ事は考えられません。
一方で、授乳中にmRNAワクチンを受けた方の母乳中に新型コロナウイルスに対する抗体が確認されており、こうした抗体が、授乳中の子供を感染から守る効果があることが期待されています。
※ワクチン接種後に発熱や疼痛などの副反応が出た場合は、授乳婦さんの場合はアセトアミノフェン(カロナールなど)、非ステロイド性抗炎症薬(ロキソプロフェンなど)ともに安全に使用できます。

(参考)
厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html

妊婦さんの新型コロナウィルス感染症に関するFAQ(国立成育医療研究センター)
http://www.ncchd.go.jp/…/bosei/covid_bosei_kusuri.html

今後の情報の更新について(2020年4月)

2020.04.01

今後、新型コロナウィルス感染拡大に伴い当院の診療体制(外来・入院)や面会・分娩立ち合いなどのルールが逐次変更される可能性があります。お知らせは当院のFacebookページで行いますので、通院中の方はフォローをお願いします。
https://www.facebook.com/toyoshimasanfujinka/

人工妊娠中絶の休止について

2013.10.03

入院患者の増加に伴い、当院での人工妊娠中絶手術は当面の間、休止といたします。
(流産手術は休止いたしません。)何卒ご了承ください。