2025.07.01
杉並区保健所健康推進課の取り決めにより、今年度より「杉並区子宮頸がん検診」は前年度末に精度管理研修を受講した医師(院長、末延医師)以外は検査を施行してはいけないことになりました。
従いまして、誠に申し訳ございませんが7月以降に「杉並区子宮頸がん検診」をお受けになる方は「金曜日以外」(月~木・土)に受診してくださいますようお願い申し上げます。
区民の皆様にはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025.07.01
誠に恐れ入りますが、下記の期間は外来診療を休診とさせていただきます。
8月12日(火)~8月16日(土)
ご迷惑をおかけいたしますが、あしからずご了承ください。
※当番医師・当番助産師はおりますので、通院中の方で緊急の症状がある方はお電話にてお問い合わせください。
※9月出産予定日の方の陣痛・破水の場合も通常通りご連絡ください。
2025.06.25
7月4日(金)より、金曜日の外来を担当する非常勤医師の先生が交代となります。
新たに赴任される先生は 福田 大晃 先生(東京大学病院産婦人科所属)です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025.05.07
【百日咳とは】
百日咳は百日咳菌によって発生する、名前のとおり激しい咳をともなう病気です。主に気道の分泌物によってうつり、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。
百日咳にかかった場合、一般に0.2%(月齢6か月以内の場合は0.6%)のお子さんが亡くなってしまうといわれています。また、肺炎になってしまうお子さんが5%程度(月齢6か月以内の場合は約12%)いるとされており、その他けいれんや脳炎を引き起こしてしまう場合もあります。
【感染経路とおもな症状】
鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。
経過は3期に分けられ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。
①最初はかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります(カタル期)。
②次第に特徴ある発作性けいれん性の咳となります(痙咳期)。乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。
③激しい発作は次第に減衰し、2~3週間で認められなくなります(回復期)。
【予防と対策】
百日咳の予防には、5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の接種が有効です。百日咳ワクチンを含む接種は、わが国を含めて世界各国で実施されており、その普及とともに各国で百日咳の発生数は激減しています。しかし、ワクチン接種を行っていない人や接種後年数が経過し、免疫が減衰した人での発病はわが国でも見られており、世界各国でいまだ多くの流行が発生しています。
我が国では2024年以降に百日咳の感染者数が再び増加傾向を示しており、特に乳児における重症例が増加しています。
【百日咳含有ワクチンによる母子免疫の導入について】
日本では、百日咳に対して乳児への百日咳含有ワクチンの定期接種が生後2か月以降に実施されていますが、ワクチン接種前の乳児への感染例が多く、またその重症化が問題となっています。
オーストラリアや欧米諸国では、妊娠後期の妊婦に百日咳含有ワクチン(Tdap)を接種することで母体から乳児への移行抗体を増加させ、乳児の重症化を防ぐいわゆる「母子免疫ワクチン」が推奨されていますが、、日本ではTdapは認可・販売されていません。 そのため、代替策として3種混合ワクチンDTaP(トリビック🄬)を妊婦さんに接種することが可能です。(最近の研究により、妊婦へのDTaP皮下接種の安全性と乳児への百日咳に対する抗体移行が確認されています。ただし、現時点では妊婦へのDTaP皮下接種による乳児百日咳の重症化予防効果は証明されていないことをご留意ください。 )
【実際のワクチン接種方法について】
・接種時期:アメリカのガイドラインでは妊娠27~36週、イギリスのガイドラインでは妊娠16~32週、オーストラリアのガイドラインでは妊娠20週以降(理想は28週前後)にTdapワクチンを接種することが推奨されています。
・接種回数:1回(0.5ml)
・おもな副作用:接種部位の発赤・腫脹・紅斑・硬結、発熱など
【当院での対応について】
現在の流行状況を鑑みて妊婦さんにも百日咳ワクチンを接種する事が勧められますが、現時点では当院では該当するワクチンを納入しておらず、通院中の方にワクチン接種することができません。
そのため、妊娠28週頃にお近くの内科や耳鼻咽喉科などで3種混合ワクチンDTaP(トリビック🄬)を接種してもらうことをお勧めします(自費)。
2025.03.01
当院では、新型コロナウィルスの流行以来、院内感染対策として病室へのご家族の同伴宿泊を中止しておりました。
その後、一昨年の5月から「特別室」のみご家族の同伴宿泊利用を再開していたところですが、本年4月より「通常個室」においてもご家族の同伴宿泊利用を再開することにいたしました。
(注1)通常個室で同伴宿泊できるのは大人の方1名のみです。上のお子様の宿泊をご希望される方は「特別室」をご利用ください。
(注2)宿泊されるご家族には、宿泊料金はかかりません(無料)。
ご利用方法など、詳しくは助産師との個別面談や「入院説明会」の際にお尋ねください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024.08.31
2024年5月より、妊婦さん用のRSウィルスワクチン(アブリスボ©)の販売が開始されました。
当院でも接種の準備が整いましたので、9月からワクチン接種の予約を開始いたします。
(※接種対象は当院に通院中の妊婦さんのみです。)
〇RSウィルスとは?
RSウィルス感染症は⽣後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%が初感染します。症状は⿐閉・⿐⽔・くしゃみなどの上気道症状から、咳・呼吸困難・喘鳴などの下気道症状まで様々です。
生後6か⽉未満では重症化しやすく、肺炎・急性脳症などを起こすこともあります。(⽇本では年間12−14万⼈の2歳未満の乳幼児がRSウィルス感染症と診断され、そのうち 3 万⼈が⼊院を要しています。)
〇RSウィルスワクチンの効果
RSウィルスワクチンを妊婦に接種することにより、母体のRSウィルスに対する中和抗体が胎盤を通じて胎児へ移行することで、乳児におけるRSウィルスを原因とする下気道疾患を予防します。
生後6か月までの重度のRSウィルスに関連した下気道感染症対しての有効性が証明されています。(⽣後6ヵ⽉以降の有効性は確⽴していません。)
〇RSウィルスワクチンの接種時期
接種は1回のみ(筋肉注射)で、妊娠28 週から36 週の間に接種することで有効性がより高くなるとされています。なるべく分娩に近い時期での接種が望ましいので、当院での接種時期は、原則として妊娠30週~34週とします。(接種14日以内に出生した児については、移行抗体が⼗分でない可能性があります。)
〇ワクチンの副反応について
局所反応としては注射部位の疼痛、疲労感や頭痛などの症状が主です。
〇価格
RSウィルスワクチンには保険適応は無く、当院での価格は32,000円となります。(1回接種のみ)
〇申し込み方法(予約制)
接種を希望される方は、妊娠28週~32週の健診の際に受付にてお申し出ください。
ご予約いただいた方は接種日(原則として月曜日・金曜日)を決めて予診票をお渡しいたします。
〇接種当日の注意点について
体調不良の方、発熱している方には接種できません。また、接種後約30分は院内(待合室)で待機していただき、異常が無いかを確認する必要があります。
2024.05.23
【1】外来
①ご家族の外来付き添い・・・可
②お子様を連れての受診・・・可
【2】立会い出産
・立会い可能な方・・・大人3名まで(ご家族・ご親族の方のみ)+ご本人の上のお子様
・入院~出産までのご家族付き添い・・・可
【3】ご家族の病室宿泊(分娩後)
[特別室]入院当日よりご家族の方(夫・上のお子様など)の宿泊可
※医院への出入りは消灯時間(20時)まで
[通常個室]ご本人の産後の疲労などにより付き添いが必要な場合のみ可
【4】面会
・面会人数・・・大人3名まで(ご家族・親族の方のみ)+ご本人の上のお子様
・面会時間・・・14時~17時まで(時間厳守)
2024.05.23
【立ち会いできる方】
ご家族・ご親族の方のみ(大人3名まで+ご本人の上のお子様)
【立ち会い出産の手順】
①陣痛が来てご本人が入院される時の手順
●ご本人が入院されてから出産まで、ご家族の方もそのまま付き添い可能です。
●陣痛がまだ本格的でない場合、破水のみの場合、ご家族は一旦ご帰宅頂いてご自宅などで待機していただいても構いません。(出産が近づきましたらスタッフからお電話いたします。)
②立会いの方があとから来院されたときの手順
●外来診療中の場合・・・1階の受付に立会いにいらした旨をお声掛けください。
●時間外の場合・・・医院入口のインターフォンを鳴らしてください。
※時々間違えて「管理棟」のインターフォンを鳴らされる方がいらっしゃるため、立会いされる方に「診療棟」の場所を伝えておいてください。
●医院入口で検温と手指の消毒をおこない、スリッパに履き替えて2階の分娩室までおいでください。出産後は約2時間まで分娩室で面会可能です。
※出産の方が複数重なっている場合もありますので、部屋をお間違えにならないようにご注意ください。(「分娩室」の奥の「手術室」で出産される場合もあります。)
【注意点】
(特に上のお子様は来院前に必ず体温を測り、無理な立会いはおやめください。)
2023.10.01
(1)マスクの着用に関して
厚生労働省の通達では「医療機関受診時はマスク着用が望ましい」とされていますが、新型コロナウィルスがオミクロン株主体になってからは妊婦・新生児の重症化の報告も少なく、当院にはハイリスクである高齢者や基礎疾患を持っている入院患者さんはいないことから、当院では一律にマスク着用は求めないことにしております。
(2)外来を受診される方へ
・とくに風邪などの症状が無い方はマスクの着用は不要です。
・咳やのどの痛みなどの症状がある場合はマスクを着用してください。
・38度以上の熱がある場合は、直接来院せずに事前に電話でご連絡ください。
(3)外来に同伴されるご家族、出産の立会いをされるご家族、ご面会の方へ
・とくに風邪などの症状が無い方はマスクの着用は不要です。
・発熱や風邪症状がある方は、外来の同伴・出産の立会い・面会いずれも不可です。
(他のご家族がインフルエンザやコロナに感染されている場合も同様に不可です。)
(4)医院入口の検温・アルコール消毒の機械は引き続き設置しますので、検温と手指消毒をしてから院内にお入りください。
以上ご不便をおかけいたしますが、宜しくお願い申し上げます。
2013.10.03
入院患者の増加に伴い、当院での人工妊娠中絶手術は当面の間、休止といたします。
(流産手術は休止いたしません。)何卒ご了承ください。