妊婦用RSウィルスワクチンの定期接種開始のお知らせ(第1報)

2026.03.05

20264月より、妊婦さんに接種するRSウィルスワクチンが定期接種(公費負担)となることが決定されました。RSウイルスワクチンを妊娠中に接種することで、乳幼児の肺炎・細気管支炎の主要な原因である、RSウイルスの感染を防ぐことができます。

●RSウィルスワクチンの効果

RSウィルスは⽣後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%が感染する感染症です。主な症状は⿐閉・⿐⽔などの上気道症状から、咳・呼吸困難・喘鳴などの下気道症状まで様々ですが、生後6か⽉未満では重症化しやすく、肺炎・急性脳症などを起こすこともあります。

RSウィルスワクチンを妊婦に接種することにより、母体のRSウィルスに対する中和抗体が胎盤を通じて胎児へ移行することで、生後6か月までの乳児におけるRSウィルスを原因とする下気道疾患をある程度予防できることが証明されています。(⽣後6ヵ⽉以降の有効性は確⽴していません。)

接種時期

接種は1回のみ(筋肉注射)で、定期接種は妊娠28 0日から36 6日の間が対象です。なるべく分娩に近い時期での接種が望ましいですが、接種14日以内に出生した児については、移行抗体が⼗分でない可能性があるため、当院では妊娠30週~34週の接種を推奨しています。

※定期接種の公費負担の手続きについてはお住まいの自治体からお知らせがあると思いますが、まだ詳細は決定されていないようです。詳しい情報が分かりましたら当院からもお知らせいたします。

※ワクチンについての詳しい情報は下記の厚生労働省のウェブサイトをご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/rs/index.html