Q.子宮頸がん検診は受けた方が良いでしょうか?

2021.03.22

A.子宮頸がんは、定期的な検診を受けることで予防できる癌です。20歳以上になったら、2年に1回は検診を受けた方が良いでしょう。子宮頸がんの原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウィルスで、現実には性交経験のある女性の多くが生涯に一度は感染すると言われています。HPVに感染しても多くの場合は自然免疫によって身体から消失しますが、約10%は持続感染となり、そのうちの一部が子宮頸がんの原因となります。ただしその場合でもHPVに感染してすぐに癌になるわけではなく、「異形成」という前がん病変を経て癌化することがほとんどです。定期的に子宮頸がん検診を受けることによってこの「異形成」の状態の細胞を早めに見つけることができるので、定期的に検診を受けた方がよいです。