2021.03.22
A.栄養のバランスに気をつけ、かたよった食生活をしないようにしましょう。一般的に妊娠中に必要とされるカロリーの量は妊娠前より増えるとされています(妊娠初期は+50Kcal、中期は+250Kcal、後期は+450Kcal)。たんぱく質・鉄分・カルシウムなどが不足しないように気を付けましょう。母子手帳に目安となる食事摂取量のガイドが書いてありますので参考にしてください。
妊娠初期のつわりの時期は無理して食べる必要はありません。妊娠後半になると一度にたくさん食べられなくなりますが、その場合は1回の量を減らして回数を分けて食事をとるとよいでしょう。
〈糖質の摂取について〉妊娠すると「耐糖能」が低下し、糖質を摂りすぎると妊娠糖尿病を発症しやすくなります。したがって、糖分の入ったジュースや菓子類、果物はあまりとらない方がよいです。炭水化物(お米・麺類)にも糖質が多く含まれているので、糖質は控えめにした方がよいでしょう。
〈塩分の摂取について〉妊婦の適切な塩分摂取量は1日あたり10g程度と言われています。妊娠高血圧症の場合は更に塩分を控える必要がありますが、1日あたり7-8gは必要です。(過度な制限は良くありません。)